今回のレポは『もとじ』氏です。
昨年に引き続き切谷内まで「横向き隊」として応援に駆けつけました。
今年は『ひであき』氏と同乗走行、現地で『ゆ〜』氏と合流。
3人で横向き隊の責務を立派に果たしています。
暑かったというのが写真の色合いからでも見て取れます。
渾身の・・・瀕死の?レポ、ありがとうございます!!
全日本ダートトライアル選手権、灼熱の切谷内ラウンド。
東北青森が何故関東組の範疇なのか、いささか腑に落ちないものの
片道750kmのリエゾンを経て、今年も観戦に行って参りました。
昨年は単独で行ったのですが、今回はひであき氏が同行ということで
幾分楽な道中になるだろうと思っていたのですが
その予想を覆す過酷な観戦になるとは、この時誰が思ったでしょうか(^_^;)
予感はしてたけどね。
さて決勝当日、7時45分頃に会場となるサーキットパーク切谷内に到着。
ちょうどドライバーズブリーフィングが行われているところでした。
この日は蒸し暑く、気温も30度を軽く超す予報となっていたため
大会医師から熱中症予防についての説明がありました。
でんじろう先生ですか?
ブリーフィングが終わると北村選手のところへご挨拶。
さっそく横断幕や幟を立てて店開き(?)します。
ひであき氏渾身の作、北村号レプリカのラジコンのお披露目です。
さっそく北村選手が興味深々に食いつきます。
一足先に会場入りしていたゆ〜くんとも合流。
彼は今回、N1クラスの本多"のび太"智治選手の道中のウェイト(笑)として切谷内にやってきました。
本田選手の車に乗り、運転を代わりながら現地入りする・・・はずが、ゆ〜くんが目覚めたのは青森だったというオチ。
寝るな!という以前に、何故起こさない本田選手・・・。(^_^;)
横向きTシャツ、全3色が揃ったところで記念撮影。
そして試乗会(笑)
さしもの北村選手もラジコンの操縦は勝手が違うようで
かなりてこずっていましたが、一度握ったプロポはなかなか離さなかったです。
北村選手がラジコンに興じている隙を突いて
横向き隊の落書き大会が始まりました。
コレは北村車の車内、シートの後ろに取り付けられたパネル。
現地応援の横向き隊にメッセージを書いて貰い、それを背負って走るのだそうです。
横向き隊の方は現地に行ってぜひ車内からも応援してください。
N1クラス昨年のチャンピオン、本多"のび太"智治選手。
1ヒート目を前に、マシンの調整に余念がありません。
その本多選手が出走するN1クラスの走行が始まったので
まだラジコンで遊んでいる北村選手を置いて、ギャラリーエリアに移動します。
ちなみに昨年も書きましたが、この切谷内、パドックとコースの高低差がもの凄く、
上り下りするだけで相当の体力を持っていかれますorz
汗だくになり、半ば立ちくらみしながら本多選手の一本目を観戦。
本多選手、一本目のタイムは2位でした。
しかしながらこの時、ひであき氏のビデオカメラが、人間より先に熱中症を発症。
この時、もし北村選手の走りが撮影できなかったら、全国の横向き隊からどれだけ非難の集中砲火を浴びるだろうと想像し、
冷や汗とホンマもんの汗がとめどもなく流れ落ちた3人でありました。
((((;゜Д゜)))
結果的にカメラの方は木陰でしばらく冷却させたら復活しましたが
この一件で人間の方は、体内のかなりの水分を放出させてしまい、脱水症状へ近づく遠因となったような気がします。
ちなみに自分も一眼レフのCFカードエラーが多発。
炎天下での撮影は、電子機器にも過酷なようです。
その間にも競技は続行。
切谷内のギャラリーコーナーは炎天下にあり
たしかに眺めはいいものの、こんな所に丸一日いたら
ここに骨を埋める結果になりかねなかったので
写真のアングルより人間の生命を優先して木陰に移動しました。
結局、2ヒート目終わるまで、ひたすら日陰でジッとしておりました。
動物の本能やね。(^_^;)
出番を待つ北村選手と、昨年のSA2チャンピオン荒井選手。
そしていよいよ北村選手の1本目。
1本目の結果は、2位を1秒以上離し、ぶっちぎりのトップタイム!
しかも1本目終了時点では、DクラスやSC3クラスを退けてオーバーオールという強烈なタイムを叩き出していました。
第一ヒートは転倒ゼロ。トラブルやアクシデントもほとんど無く
順調に競技は進行し、昼休みになりました。
パドックオープンになり、1本目の驚速タイムとラジコンの効果もあってか
北村選手のテントの周りには、沢山のギャラリーが訪れました。
しかしながらこの間、北村選手は完熟歩行に、メカニックさんも不在だったため
我々横向き隊3人が店番を務め、続々来るギャラリーの応対をしていました(^_^;)
よって昼休みの画像がほとんどありませんm(_ _)m
サービスサービス〜♪
某管理人がいかにも好きそうなキャリアカーから降りてきたのは平塚選手。
トラックの行灯には「SMaSH」の文字。
これがSMaSH軍団のマシンを一度に飲み込むというキャリアカーの全貌です。
砂川では7台のマシンを積んでいるところが目撃されています。
噂ではコレ、平塚選手の持ち物だとか?
天気がいいので布団を干しているわけではありません。
35度というあまりの暑さに、車内温度が上がらないように
日除けにしているのです。
まあこの炎天下では焼け石に水だとは思いますが・・・
そうこうしているうちに2ヒート目が始まりました。
N1クラスでは、のび太選手がトップタイムを叩き出し、
嬉しい今期初優勝を逆転勝利で飾りました!
ウェイトのゆ〜くんも、早速各方面に速報を送っています。
この切谷内の特徴として、砂の下はまるで舗装のような超硬質路面のため
競技が進んで砂が掃ければ掃けるほど、路面状況がガラリと変わるという非常に難しい側面があります。
そのため、昨年もそうでしたが、2本目はタイムアップ続出で
1本目のタイムがまったくアテにならないというところがあります。
1本目、ぶっちぎりのトップタイムだった北村選手もこの時点では既に5位まで落ちています。
はたして2本目の結果や如何に?
派手さを狙わず、タイムを出しにいったというクレバーな走りで
堂々のベストタイム更新!
もう少しでオーバーオールも狙えたほどの、次元の違うタイムを刻みました。
ひょっとしたら野郎3人の応援団ということで、
ギャラステスイッチが入らなかったのかもしれませんな。
もう片方のスイッチ入りましたね。 ( ̄∇+ ̄)
表彰式を前に取材を受ける北村選手。
そして、表彰式。
まずはN1クラスの表彰です。
やけに腰が低いのは、今大会ウィナーの本多"のび太"選手です(^_^;)
そしてSA2クラスの表彰。
うって代わって堂々とした入場の、SA2ウィナー北村選手です。
65歳の大ベテラン、櫛田選手も見事な走りで5位入賞でした。
櫛田選手、今年で全日本ダートラ引退らしいです。(T_T)
表彰式も終わって各チーム後片付けです。
例のSMaSHキャリアカー、今回は6台積みでした。
こんな感じで、北村選手の今期3勝目、エボXに乗り換えて2勝目のシーンを
見届けてまいりました。
35度という猛暑と、それに追い討ちをかける湿度の高さで
各員、脱水症状、熱中症を起こしかけましたが、
北村選手の快走のおかげで、なんとか一命を取り留めることが出来ました(^_^;)
これで今シーズン5戦3勝。
いよいよ念願のチャンピオンが見えてきましたね!
この猛暑、切谷内に続き、野沢でも炸裂することでしょう。
連投観戦の皆様、どうぞ干物にならないよう(機材共々)ご自愛下さいませ。
もとじさん、野沢レポも楽しみにしております♪(^_^)/